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敗血症の診断をする時に有効なpctと呼ばれる血液検査について

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血液検査の項目に「pct」と呼ばれるものがあります。
pctといわれてもどんなものなの?って思う方が多いかと思いますので、これはどういうものなのでしょうか?
pctとはプロカルシトニンの略で、副甲状腺ホルモンのカルシトニンの前段階の物質です。
健康な人であれば血中にはほとんど存在していない為に血液検査では検出されませんが、感染症の際に検出されます。
pctそのものはホルモンとしての役割はなく、正常時は甲状腺のC細胞で産生され、代謝によりカルシトニンに変化し甲状腺外に分泌されます。
カルシトニンは、副甲状腺ホルモンとしてカルシウム代謝を行う重要な役割を持っています。
重症な感染症になった場合、甲状腺以外でもpctが産生され血中に溢れます。
しかし局所的な細菌感染、ウイルス感染などではpct上昇は見られず、全身的な感染時のみに上昇する事から、敗血症など特定の感染症の判別に役立てられています。

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感染症といえば、細菌やウイルスによるものや寄生虫などによるものなど、様々な種類があります。
いわゆる風邪やインフルエンザもその一つですが、その多くは鼻や喉など、ある一箇所への感染にとどまります。
しかしこれらの原因が血液を通じて全身に回ってしまう事で、一箇所だけにとどまらずに全身に感染が広まる場合があります。
これは敗血症と呼ばれており、体温は上昇または低下し心拍と呼吸が速くなります。
血圧も低下し、場合によっては錯乱状態に陥る事さえあります。
特に全身の内臓が機能不全を起こしてしまうと、重症と判断されます。
血圧が下がりすぎると、敗血症性ショックへと繋がる事で命の危険すらある症状です。
発症後1時間以内に、適切な種類の抗菌薬を投与できるかが早期回復の分かれ目とされます。

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